第27回 続・イギリスへ再び―レイクフォーレストから羽ばたく―
オギ・マスは美しいDCGホログラムを制作しているが,展示されていた作品(図3(a))はホログラムによる構造色の平面作品で,ホログラムなのに画像が一切ない。イギリスの作家パトリック・ボイトのホログラム(図3(b))はアルチンボルト(果物や枯れ枝などの静物画を描きながら顔に見えるだまし絵を描いた16世紀イタリアの奇想の画家)の絵を連想させるユニークな人物像である。図3(c)はジョン・カウフマン制作の銀塩反射型の美しいカラーホログラムである。ネームプレートには英語とウェールズ語の両方が表記されていた。
(一部改変,抜粋。全文は本誌へ)