【重要】OplusE 本体価格・定期購読料金改定のお知らせ

第18回 台湾交流録 part 4 次から次へ

 2009年9月,Dr. Hsiehから届いたメールには写真(図4)が添付されていた。2か月前に設置完了したばかりの“Grassland”が無残にも波打ってしまい,緊急避難として取り外して,現在は空調の利いた実験室のテーブルにフラットにして保管しているという。そんな…。大きな衝撃だった。
 “たかが波打ったしわ”と言うなかれ! 何故せっかく取り付けたホログラムを即取り外し,実験室に保管しなければならなかったか。それはホログラムの原理に由来する。一般的に,絵や版画や写真など(失礼な言い方をお許しあれ)は,少々の波打ちが生じてもさほど見栄えや評価に影響はなく,神経質になる必要がない。ところが,ホログラム像は光学的物理現象で生成されるため,フィルムのしわはゆがんだレンズを通して像を見ているのと同じ現象を引き起こす。レインボウホログラムは像のゆがみとともに,色彩にもムラが現れ,見栄えの悪さへの影響はさらに顕著となる。原画とは似ても似つかぬひずみゆがんだ像の出現を目にした時,どんなに驚いたことであろう。ホログラムへのダメージを考慮しての処置であった。

(一部抜粋。全文は本誌へ)

ホログラフィーアートは世界をめぐる 新着もっと見る


本誌にて好評連載中

一枚の写真もっと見る

研究室探訪もっと見る