【重要】O plus E 隔月刊化と価格改定のお知らせ

第16回 台湾交流録 part 2 予期せぬ展開

 出品作品を決めるうえで考慮したことは,(1)タイプによって特徴が異なるので,多様なタイプを含める。(2)この会場に展示可能なこと。天井から下げる作品は避けた。(3)インスタレーション作品を加える。(4)空輸のため重量やボリュームを抑えた。図12(a)は大型の壁掛けインスタレーション「視感温度α」の一部分だけを展示した。ホログラム面の前後に再生される毛糸のリアルな三次元の画像は,視覚だけで柔らかな感触を想起させる。このパルスマスターの銀塩反射型ホログラム(30 cm×40 cm)は,1987年に10か月間ほどパリに滞在していた時,ストックホルムのラボで制作したものだ。(b)は植物のシルエットのDCG反射型である。床に置かれた水中の鏡で反射した光で像を再生する。天井から水滴を落としてできる水面の波紋が,ホログラムと壁面に現れる水のインスタレーションである。(c)はレインボウマルチカラーのシャドウグラム(30 cm×40 cmガラス乾板),1985年ニューヨークのMOH(Museum of Holography)のA.I.R(Artist in Residence)(本シリーズ第4回に掲載)で制作した1枚である。(d)も同様の透過型で,絵具を光の色,絵筆をホログラフィー技術,キャンバスを空間に置き換えて描いた作品。バーリントン(アメリカ,VT)のラボで制作した。フィルムホログラムをガラスにラミネートしてある。

(一部抜粋。全文は本誌へ)

ホログラフィーアートは世界をめぐる 新着もっと見る

本誌にて好評連載中

一枚の写真もっと見る

研究室探訪もっと見る