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第16回 台湾交流録 part 2 予期せぬ展開

連なり


 翌2007年3月,怪我から回復された辻内先生は,台湾の師範大学から改めて講演を招待され,石井も同行させていただくことになった。この時の訪問では,台湾各地の観光名所を案内していただき,いろいろな風景を堪能した。奇岩で有名な野地地質公園には,交通大学,師範大学のゆかりの教授陣たちが全員集合して,皆一緒に観光旅行に同行してくれた(図16)。阿里山にも出かける機会を得た。森林鉄道終点駅までは車で登り,檜の森の中を少し歩いてみたのだが,その日はあいにくの小雨と霧で,周囲はまるでかの有名な長谷川等伯の松林図屏風のような景色が広がっているだけであった(図17)。  高雄にも出かけ,崑山科技大学のDr. Huangをたずね,ホログラフィーラボも見学させてもらった。食事は最も重要なイベントである。皆でランチを楽しんだ後,高雄市の蓮池潭観光も忘れなかった(図18)。  食事を共にし,観光を共にした人々との交流が,この後の台湾との絆をさらに深め広げる新しい展開が待っていようとは,この時はまだ想像だにできなかった。 (part3に続く)

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