【重要】O plus E 隔月刊化と価格改定のお知らせ

第2回 不完全な記憶・Encounter“出会い”

 ホログラフィーは,空間に3次元の虚像を浮かべる。像はそこにあるように見えるが,手でつかむことができない。この特徴をもっと強調して意識できるような展示方法を考えた末,ホログラムの虚像と実物の対比に行きついた。上部の半分のリングはホログラム像,下部の半分は実物にすると,虚像と実像が空間で出会い,完結したリングとなる。題名「不完全な記憶」の英文タイトルは,直訳にするのではなく「Encounter」“出会い”と名付けた。
 無謀な応募に始まって,ついに実現した,前衛的かつ実験的な野外環境作品「不完全な記憶Ⅱ」は,図Bおよび図B-1である。レインボウホログラムのサイズは80 cm×100 cm,上の半リングはFRPに塗装を施したもの,透明な板はポリカーボネート。ホログラムの背面には太陽光を追尾するミラーが取り付けられ,常に反射光がホログラムに照射されるように太陽を自動追尾する装置となっている。野外の展示のため,設置には地面の基礎工事を始め,芝の植え付けまで含めて数週間かかった。

(一部抜粋。全文は本誌へ)

本誌にて好評連載中

私の発言もっと見る

一枚の写真もっと見る

研究室探訪もっと見る