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随所作主HOYA(株) 流川 治

HOYAへの入社

聞き手:流川さんは,HOYAにおいて各種露光装置用のフォトマスクブランクス(露光パターンの原板となるガラス乾板)の開発を手掛けられ,最近はナノインプリント用のモールド(転写用のパターン原板)の開発もおやりになられていますが,学生の頃からそのような分野に興味があったのですか?

流川:学生の頃は,そのような分野に特に興味があったわけではありませんが,高校生の頃から化学や実験は好きでした。私は結構先生に恵まれていて,今は管理が厳しくなっていますからこのようなことはないのでしょうが,化学の先生が,「好きなだけ実験していいよ」ということで,実験室の鍵を私に預けて帰られたりするのです(笑)。大学の卒業研究のときも,工業化学雑誌という学会誌に掲載された論文に,先生が私の名前も入れてくれたりと,そういった意味では非常に恵まれた学生だったと思います。

聞き手:確かに,博士・修士課程の学生ではなく,学部の学生で論文に名前が載るというのは珍しいですね。

流川:そのような感じで,理系といっても,机の上で考えるのではない実験的なものが好きでした。

聞き手:大学を卒業されてからはどちらへ行かれたのですか?

流川:すぐにHOYAに入りました。

聞き手:HOYAに入られたのは,やはりレンズやガラスに興味があったからですか?

流川:無機化学をやりたかったからです。実は,日本化学会の年会で行った仙台が気に入って,どこか仙台の会社にと思ったのですが,あいにく学校には求人がなく,それでHOYAが家の近くにあったということで応募しました(笑)。
面接では,学生時代に無機錯体の研究をしていたので,「入社して何がしたい」と聞かれたときに「ガラスに色を付けたい」と答えました。実はそのときは,面接の前にあった筆記試験の一問が全然できなくて(笑),当時はまだ小さい会社でしたが,HOYAの技術力の高さに驚かされました。

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