セミナーレポート

画像処理を前提にした写真撮影で,小さいが故の限界を突破。コンパクトデジタルカメラを侵食し,進化するスマホカメラ(株)モルフォ 高尾慶二

本記事は、画像センシング展2013にて開催されたセミナーを記事化したものになります。

差別化ポイントとして,注目されるスマートフォンのカメラ機能

 iPhoneとAndroidOS系を軸にスマートフォンの普及は著しいものがあります。そのカメラ機能は当初,携帯電話より見劣りしていましたが,急速に進化し,現在ではコンパクトデジタルカメラ市場を侵食するまでになりました。そうした中で,今,スマートフォンの差別化ポイントとして,世界中でカメラ機能が注目されています。
 スマートフォンのカメラ機能は,サービス,アプリケーション,ライブラリの3つの領域に分けることができます。1つ目のサービスは,クラウドストレージサービスのように,スマートフォンだけでなく,ネットワークを含めた形で実現する機能で,facebookやtwitter,Dropboxなど多くのプレーヤーが存在します。2つ目のアプリケーションは,各種エフェクトのように,プラットホームが提供するインターフェースを利用して実現する機能です。モルフォも「Morpho Effect Library ver.4.0」を提供していて,静止画像やHD(high definition)動画フレームに万華鏡などさまざまなエフェクト効果を与えます。これによって,ユーザーはSNSに写真や動画をアップする時に,遊び心を加えることができます。
 3つ目のライブラリは手ブレ補正のように,露出調整や連写などカメラ側の機能を制御して,実現するものです。モルフォはライブラリを中心に事業を進めており,端末メーカーと一緒になって,開発に取り組んでいます。例えば,「Morpho Panorama」は広角パノラマ撮影技術で,縦横一辺倒だった従来の撮影範囲を超えて,上下左右に広い,全球のパノラマ写真が撮れます。また,「Morpho HDR」は明暗差の大きなシーンの撮影時でも,黒つぶれや白とびを抑えた画像を生成します。

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(株)モルフォ 高尾 慶二

1984年、豊橋技術科学大学修士課程修了後、自動車メーカーのマツダに入社。92年、マツダが資本提携していた東京デジタルホン(J-フォンの前身。現・ソフトバンクモバイル)へ出向。携帯電話の開発に取り組み、2000年に「写メール」を開発。その後、2004年に退社後コンサルティング会社等を経て、08年1月、(株)モルフォに入社。

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