レーザー光で加速したイオン速度を整えて個数を10倍増やす

　量子科学技術研究開発機構（QST）などのグループは、レーザーによって生成した高速のイオンをがん治療装置用に制御する技術を実証した。 　現在、既存の加速器をコン …

量子もつれ光子ルーターを開発し伝送経路の切り替えを実証

　近年、量子コンピューターや量子暗号通信などの次世代情報技術の研究が活発化している。これらを実現するためには、量子情報デバイス間をつなぐ量子ネットワークを構築し …

流れの力で電気化学発光を実現

　東京科学大学のグループは、電源装置を用いない電気化学発光法を開発、溶液中のアミン化合物の検出応用に成功した。 　電気化学発光に基づく分析法は優れた検体分析法だ …

放射線の種類で変化するEu添加CaF₂結晶の発光特性を発見

　放射線のエネルギーを光に変換する物質、シンチレータ。その一つ、Eu（ユウロピウム）添加CaF₂結晶にα線を照射すると、X線を照射したときより長い波長の光が多く …

紫外線で壊れたDNAをどう直す？光で働く修復酵素のしくみを解明

　兵庫県立大学等のグループは、DNAの損傷を光で修復する酵素の反応過程を詳しく解析した。そして独自開発の分光計測技術を用いて、修復反応の途中で一時的に現れる「オ …

シリカが示すキラル光学信号増幅の起源―シロキサン環構造がもたらす自発的キラル光学信号増幅の機構解明―

　京都大学のグループは、シロキサン環構造の立体配座に着目し、シリカのキラル光学信号の発現と信号増幅の起源を明らかにした。シリカ材料は非晶質であり分子構造評価は困 …

脳の細胞「外」カルシウム動態を“非標識”で可視化成功 新型CMOSカルシウムイメージセンサ

　山梨大学等のグループは、「CMOS カルシウムイメージセンサ」という新しいイメージングデバイスを開発、非標識で、神経細胞やグリア細胞の活動に伴って生じる細胞外 …

核融合実験炉イーター（ITER）のプラズマ加熱用 高出力マイクロ波源「ジャイロトロン」初号機の据付完了

　量子科学技術研究開発機構は、南フランスに建設中のフュージョン（核融合）実験炉ITER１）でプラズマ加熱に用いる高出力マイクロ波源「ジャイロトロン」２）の初号機 …

光学メタサーフェスを用いた空間・偏波ビーム多重器を実証

　東京大学のグループは、光学メタサーフェス*を用いた多入力多出力ベクトルビーム変換器の実証に成功した。光の波長よりも小さな微細構造からなる光学メタサーフェスと金 …

電子顕微鏡と機械学習で２次元原子層材料の微細構造を高精度に解析

NIMS（物質・材料研究機構）などの研究チームは、走査透過電子顕微鏡と機械学習とを融合した新手法で、次世代電子デバイス材料として注目される二硫化モリブテン（Mo …