流れの力で電気化学発光を実現東京科学大学
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東京科学大学のグループは、電源装置を用いない電気化学発光法を開発、溶液中のアミン化合物の検出応用に成功した。
電気化学発光に基づく分析法は優れた検体分析法だが、電気化学反応を駆動するために電源を要する。本研究では送液で生じる流動電位を用い、電源のいらない電気化学発光法の開発を目指した。具体的には、樹脂モノリス*製多孔質材料を充填した流路を備えた電気化学セルを用い、低濃度の電解質を含むアセトニトリルと水との混合溶液をポンプで送液して生じる流動電位を用いる分析法を確立した。電極に固定化した発光体と、溶液中のアミン化合物(分析対象)が電極上で酸化反応することにより、電気化学発光の観測に成功した。また、蒸留水や水道水に微量含まれるアミン化合物も検出できた。
電源装置不要の電気化学発光分析法は従来になく、今後の応用展開が期待できる。例えば、河川や配管などの流れの力で、アミン化合物などの有害物質が検出できれば、環境モニタリングなどへの応用が見込める。今後、検出感度向上や検体特定など実用的な分析手法としての確立を目指す。
*樹脂からなる骨格と空隙がそれぞれ三次元的につながった共連続構造を有する一塊の多孔質体。比表面積が大きく、クロマトグラフ用のカラムなどに利用される
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