柔軟性に富む紙ベースの人工光電子シナプスを開発東京理科大学
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東京理科大学のグループは、生体信号の処理に適したサブ秒オーダーの応答時間で光信号を処理できる、人工光電子シナプスデバイスを設計した。
エッジ人工知能（AI）センサの基盤技術として、低消費電力で高速リアルタイム情報処理が可能な物理リザバコンピューティング（PRC）が注目されているが、生体モニタリングに適した特性を有するPRCの実現は困難であった。
ナノセルロースと酸化亜鉛（ZnO）ナノ粒子から構成されるこのデバイスは、短期記憶タスクおよび手書き文字認識タスクで十分な性能を示し、1000回の曲げ試験後も精度を保った。また、このデバイスは紙のように柔軟で焼却処分できる。
本デバイスはヘルスモニタリングに利用できるPRCとして有望であると期待され、フレキシブルかつ使い捨て可能な生体情報モニタリング用のウェアラブルエッジAIセンサの実現につながると期待される。
