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宇宙空間の多くの分子からの電波を同時に受信するシステムの開発に成功大阪府立大学,国立天文台

 大阪府立大学と国立天文台の研究グループは,電波望遠鏡に搭載する電波受信機の各種コンポーネントの広帯域化を行った。それを受信機システム全体として結合することによって,一度に受信できる電波の周波数帯域を開発し,従来よりも数倍,拡大することに成功したと発表した。
 宇宙空間に存在する,星や惑星のもとになるガスや塵の集まりは,星間分子雲として観測される。この星間分子雲に含まれるさまざまな分子からは,種類ごとに異なる周波数の電波が放たれているが,その周波数はたいへん広い範囲にわたる。さまざまな分子から放たれる電波を観測して星間分子雲の性質や化学組成を知ることで,星や惑星が形成される様子の解明につなげることができる。このため,広い範囲にわたる周波数の電波を一度に観測できる受信システムの開発が求められてきた。
 現在のアルマ望遠鏡で2種類の受信機(230 GHz 帯と345 GHz帯)を用いて受信している周波数帯を,1種類の受信機で同時に受信できることになる。さらに,この受信機システムを,国立天文台 野辺山宇宙電波観測所内に設置している大阪府立大学の1.85 m電波望遠鏡に搭載して,実際の天体からの電波を捉えることにも成功した。この技術の応用が,銀河の進化や,星・惑星の形成メカニズムの研究に,大きな進歩をもたらすことが期待される。

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