光触媒反応中の電子と分子の超高速な動きを観測ベトナム物質科学研究所,大阪大学,東京工業大学 研究グループ UPDATE:2019.09.25 (5年前) | 記事カテゴリー:ニュース ベトナム物質科学研究所,大阪大学,東京工業大学の研究グループは,人工光合成に用いられる光触媒分子(Re錯体)が還元剤TEOA溶液中において,光照射後しばらくしてRe錯体へ隣りのTEOA分子が近づき,電子を渡す様子を,時間分解THz全反射分光法を用いて,ピコ秒の時間スケールで観測することに成功したと発表した。 この成果は,光触媒反応の詳細な理解とより効率の高い光触媒分子の探索に重要な役割を果たすことが期待される。また,本研究で用いた時間分解THz全反射分光法は,液体中の2つの分子間の位置関係の変化を知ることができるため,光触媒反応プロセスだけでなく,生物・化学分野における反応プロセスの理解に役立つものと期待される。
ニュース 新着もっと見る 迅速簡便ウイルス検出・ウイルス汚染箇所可視化ツール – PULSERAA –... (10/16) 波長変換技術により 高輝度赤色ペロブスカイトナノ結晶LEDの作製に成功... (10/8) 光触媒の水素生成面を選んで極微細な助触媒を担持する技術を開発 ─水に太陽光を... (10/8) 非アルコール性脂肪性肝炎の進行や治療効果の可視化に成功~低負担の診断法などへ... (10/8) 有機フォトン・アップコンバージョン粒子による神経細胞の光操作に成功... (10/1) 神経細胞の膜電位と細胞内カルシウムイオンの同時イメージングに成功... (10/1) 波長222nmの遠紫外線照射、歯周病菌の殺菌やバイオフィルム破壊に有効... (10/1) 脈動オーロラの形状と宇宙から降り注ぐ電子エネルギーの関係を解き明かす観測に成... (10/1)
書籍案内購入はこちら 干渉計を辿る 著者 市原 裕 価格 3,000円(税抜) 第11・光の鉛筆 著者 鶴田匡夫(ニコン) 価格 5,500円(税抜) コンピュータビジョン 最先端ガイド6 著者 藤代一成,高橋成雄,竹島由里子,金谷健一,日野英逸,村田 昇,岡谷貴之,斎藤真樹 価格 1,905円(税抜) Excelでできる光学設計 著者 中島 洋 価格 3,909円円(税抜) シミュレーションで見る光学現象 第2版 著者 Masud Mansuripur訳:辻内 順平 価格 6,000円(税抜) レンズ光学入門 著者 渋谷 眞人 価格 4,000円(税抜)