光触媒反応中の電子と分子の超高速な動きを観測ベトナム物質科学研究所,大阪大学,東京工業大学 研究グループ UPDATE:2019.09.25 (6年前) | 記事カテゴリー:ニュース ベトナム物質科学研究所,大阪大学,東京工業大学の研究グループは,人工光合成に用いられる光触媒分子(Re錯体)が還元剤TEOA溶液中において,光照射後しばらくしてRe錯体へ隣りのTEOA分子が近づき,電子を渡す様子を,時間分解THz全反射分光法を用いて,ピコ秒の時間スケールで観測することに成功したと発表した。 この成果は,光触媒反応の詳細な理解とより効率の高い光触媒分子の探索に重要な役割を果たすことが期待される。また,本研究で用いた時間分解THz全反射分光法は,液体中の2つの分子間の位置関係の変化を知ることができるため,光触媒反応プロセスだけでなく,生物・化学分野における反応プロセスの理解に役立つものと期待される。
ニュース 新着もっと見る 一画素カメラでホログラム動画の記録に成功... (6/6) 光を使って高分子を高付加価値化する手法を開発... (6/6) キューブサットX線衛星NinjaSatによる宇宙観測の革新... (6/6) 光の「回転」が物質を動かす仕組みを解明... (6/6) 高輝度放射光を用いて高温超伝導体中の電子の振動を解明... (6/6) 世界で初めてX線CTで先史時代の網を再現... (5/12) ドラレコ映像からAIで人物を検出、人流データを詳細に可視化... (5/12) 光の利用効率が約500%の光触媒反応で過酸化水素を合成... (5/12)
書籍案内購入はこちら 干渉計を辿る 著者 市原 裕 価格 3,000円(税抜) 第11・光の鉛筆 著者 鶴田匡夫(ニコン) 価格 5,500円(税抜) コンピュータビジョン 最先端ガイド6 著者 藤代一成,高橋成雄,竹島由里子,金谷健一,日野英逸,村田 昇,岡谷貴之,斎藤真樹 価格 1,905円(税抜) Excelでできる光学設計 著者 中島 洋 価格 3,909円円(税抜) シミュレーションで見る光学現象 第2版 著者 Masud Mansuripur訳:辻内 順平 価格 6,000円(税抜) レンズ光学入門 著者 渋谷 眞人 価格 4,000円(税抜)