アルマ望遠鏡,巨大ブラックホール周囲に驚くほどマイルドな環境を発見国立天文台,名古屋大学

国立天文台と名古屋大学の研究グループは,アルマ望遠鏡を用いた渦巻銀河M77の観測により,その中心部に存在する巨大ブラックホールのまわりに有機分子が集中して存在することを発見したと発表した。

これまで,こうした有機分子はブラックホール周囲では強烈なX線や紫外線放射によって壊されると考えられていたが,今回,大量の塵とガスによってX線や紫外線がさえぎられている領域があることを示唆している。これは,高い感度と幅広い周波数帯の電波を一度に観測できる能力を兼ね備えたアルマ望遠鏡による成果であり,謎に包まれた巨大ブラックホール周辺の環境を理解するうえで非常に重要な発見と言える。

ニュース 新着もっと見る

書籍案内購入はこちら

干渉計を辿る

著者
市原 裕
価格
3,000円(税抜)

第11・光の鉛筆

著者
鶴田匡夫(ニコン)
価格
5,500円(税抜)

コンピュータビジョン 最先端ガイド6

著者
藤代一成,高橋成雄,竹島由里子,金谷健一,日野英逸,村田 昇,岡谷貴之,斎藤真樹
価格
1,905円(税抜)

Excelでできる光学設計

著者
中島 洋
価格
3,909円円(税抜)

シミュレーションで見る光学現象 第2版

著者
Masud Mansuripur
訳:辻内 順平
価格
6,000円(税抜)

レンズ光学入門

著者
渋谷 眞人
価格
4,000円(税抜)