3D内視鏡システムと内視鏡用超音波観測装置を新たに導入兵庫県立柏原病院
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兵庫県立柏原病院は,3D内視鏡システムと内視鏡用超音波観測装置を新たに導入したと発表した。3D内視鏡システムは,内視鏡手術において,奥行きのある3D映像により対象部位の正確な空間把握ができるため,安全かつ精緻でスピーディな手術が可能となる。これまでの2D内視鏡システムでは適用できなかった患者への適用拡大ができ,また,体への影響の少ない手術が可能となるとしている。内視鏡用超音波観測装置は,消化管領域でのガンの深達度,リンパ節移転の有無,潰瘍の治癒判定,また,膵胆領域での病変観察を経内視鏡的に超音波で観察することにより,内視鏡分野での高精度な診断を行うことができる。また,コンベックス走査方式のスコープを用い,粘膜下の細胞・組織を穿刺吸引生検し,確定診断および正診率向上へ結びつけることが可能となるとしている。
同病院では,当該機器の利用を促進し,今後とも,地域の住民に安全で質の高い医療を提供できるよう努めていくとしている。