地上-衛星間光通信における大気ゆらぎの影響を克服する次世代誤り訂正符号の伝送に世界で初めて成功情報通信研究機構(NICT),名古屋工業大学,宇宙航空研究開発機構(JAXA)
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情報通信研究機構(NICT)などのグループは、大気ゆらぎの地上-衛星間光通信への影響を克服するための次世代誤り訂正符号の実証実験に世界で初めて成功した。
地上-衛星間光通信回線において大気ゆらぎがフェージングを引き起こし、誤りデータを連続して発生させていることが明らかになっているが、そうした影響を克服する技術の一つとして誤り訂正符号がある。今回、高い誤り訂正能力を持つ次世代誤り訂正符号(5G NR LDPCとDVB-S2)を伝送した結果、地上-衛星間光通信回線で生じた誤りデータの訂正に成功し、従来よりも通信品質の向上に寄与できることを確認した。
本成果により、これらの符号を適用することで、地上-衛星間光通信回線の実用化に貢献することが期待される。










