「時間決定型クライオ光学顕微鏡法」を開発 ~細胞を止めてじっくり観察~大阪大学,京都府立医科大学,アメリカ・ハワード・ヒューズ医学研究所,ドイツ・イエナ大学
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大阪大学等のグループは、光学顕微鏡で観察中の細胞を、任意のタイミングかつミリ秒レベルの時間精度で凍結固定し、そのまま詳細に観察できる技術「時間決定型クライオ光学顕微鏡法(Time-deterministic cryo-optical microscopy)」の開発に成功した。本技術は、凍結固定の直前まで細胞内で「どのような現象がどの場所で起きていたか」という細胞動態に関する時空間情報を把握しつつ、細胞動態の「ある瞬間」の状態を高い定量性かつ空間分解能で可視化する。光学顕微鏡による生体試料観察を基盤とする生命科学・医学分野の研究への幅広い応用、貢献が期待される。










