史上最も明るいガンマ線バーストをチェレンコフ望遠鏡で検出東京大学、千葉大学、京都大学
-
東京大学などのグループは、観測史上最も明るいガンマ線バースト（以下、GRB）、GRB 221009Aからの高エネルギーガンマ線放射の検出に成功した。
観測は2022年10月にスペインのカナリア諸島ラパルマ島にあるチェレンコフ望遠鏡LST-1を用いて行われた。検出の成功はチェレンコフ望遠鏡を用いたGRB 221009Aの観測では唯一の成果であり、2019年の初検出以降の他のGRBを含めてもわずか5例目である。取得データを解析したところ、このGRBが多層からなるジェット構造を持つことがわかり、GRBの発生機構とそこでの高エネルギー粒子加速の研究に新たな知見をもたらした。
