青色に光るセルロースナノファイバーの開発に成功横浜国立大学
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横浜国立大学のグループは、青色に光る性質を持つアミノ酸(Acd)を、植物由来のナノ繊維セルロースナノファイバー(CNF)に化学的に結合させることで、水中でも安定して使える蛍光性ナノ素材(Acd-CNF)の開発に成功した。
この新素材は、CNFが本来持つ「水への良好な分散性」「ゲルとゾルの両面の性質」を保持し、さらに染色剤を加えずに、素材自身が青色の蛍光を発する性質を持つ。この性質を活かし、油滴の表面にナノファイバーがどのように吸着しているかを直接観察できる特長がある。また、油滴に加えた赤い蛍光物質との間で光エネルギーの移動が確認されるなど、界面での振る舞いを光で“見える化”する技術として高い可能性を示した。









