金属ナノ板列をガラス中に埋め込むことにより偏光素子の高効率化を実現東京農工大学 研究グループ

 東京農工大学の研究グループは,細く高い金属ナノフィンの周期構造をガラス中に埋め込むことにより,可視光の広い波長域にわたって50%を超える高い透過率と,2分の1波長に迫る大きな位相差165°を合わせもつ金属メタマテリアルを実現したと発表した。  メタマテリアルとは,自然界には存在しない性質を備えた人工の物質で,今回作成したフィン状構造は,フィンに平行な方向に振動する光に対しては,空気中よりも屈折率が低くなり,垂直な方向に振動する光に対しては高くなるという性質がある。  これにより,今後,超高速光通信や3 Dプロジェクター,さらには将来の透明マント実現のための高効率メタマテリアルへ応用されることが期待されている。

ニュース 新着もっと見る

書籍案内購入はこちら

干渉計を辿る

著者
市原 裕
価格
3,000円(税抜)

第11・光の鉛筆

著者
鶴田匡夫(ニコン)
価格
5,500円(税抜)

コンピュータビジョン 最先端ガイド6

著者
藤代一成,高橋成雄,竹島由里子,金谷健一,日野英逸,村田 昇,岡谷貴之,斎藤真樹
価格
1,905円(税抜)

Excelでできる光学設計

著者
中島 洋
価格
3,909円円(税抜)

シミュレーションで見る光学現象 第2版

著者
Masud Mansuripur
訳:辻内 順平
価格
6,000円(税抜)

レンズ光学入門

著者
渋谷 眞人
価格
4,000円(税抜)