強レーザーパルスを用いた量子状態の超高速高効率操作に成功

 名古屋大学,電気通信大学,富山大学,理化学研究所,高輝度光科学研究センター,台湾Fu-Jen Catholic大学の研究グループは,超高速2光子ラビ振動の観測に成功したと発表した。
 今回,同グループは,極紫外自由電子レーザーと近赤外域の高強度フェムト秒レーザーを用い,強レーザー場における共鳴現象を利用することで,2光子吸収による物質状態操作をこれまでに比べて3桁近くも速い,50兆分の1秒程度の極めて短い時間内で行うことに成功した。
 今後,化学反応制御や室温における量子コンピュータの量子状態操作などの基盤技術として役立つことが期待される。

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