平成27年度秋の叙勲受章者が決定内閣府

　平成27年秋の叙勲は，桐花大綬章，旭日章および瑞宝章を合わせて3,964名の方々が受章された。飯塚幸三・元工業技術院長が，瑞宝重光章を受賞した。
　また，平成27年度文化勲章は7名の方々が受章されたうち，末松安晴・東京工業大学栄誉教授・元学長が受章した。文化勲章は，科学技術や芸術など，文化の発達に卓絶した功績のある者に授与される勲章である。同教授は，光通信工学の分野において，光ファイバーの伝送損失が最小となる波長の光を発し，かつ，高速に変調しても波長が安定した動的単一モードレーザーを実現した。現在のインターネット社会を支える大容量長距離光ファイバー通信技術の確立に大きく寄与するなどの優れた業績を挙げ，本領域の発展に多大な貢献をした。