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安いものを活用してどのように性能を向上させるかが,腕の見せ所三明電子産業株式会社 代表取締役社長 久保田 和俊

幽霊ではないのだから,帰る時にはあいさつを

聞き手:御社ではあいさつを非常に大切にしていると伺いました。

久保田:ある時,ローコストの制御盤を作る新しい三明テクニカという会社を立ち上げることになり三明電子産業から一度離れることになりました。7年ほど向こうの会社に行き,常務として戻ってきたのですが,工場を少し見ていると,みんな,黙って帰ってしまうのです。
 幽霊ではないのだから,帰る時にはあいさつをしてほしいと思ったのです。もちろん私にではなく,今日1日仕事をした仲間に対して「お疲れさま」と言って帰るのが当たり前だろうと。ですから,黙って帰る人を呼んできて,きちんとあいさつをしようと言いました。そういうことは,仲間に対して大切ですし,お客さんが来ても,あいさつをしない工場なんて考えられないと。例えば私たちが他社に行った時に,あいさつされれば気持ちいいじゃないですか。それをきちんとやろうということです。
 リーマンショックの時には,弊社も仕事が相当減りました。その中で待っているだけでは仕事が来ませんから,自分たちで何ができるのかということを考え,まずあいさつをきちんとしようと思ったのです。基本的な動作ができていないと,お客さんのところに行っても「あいつは何だ」と言われるだろうと。社員みんなの意識改革をするために,そこからやり始めました。
 余談ですが,採用活動でいらっしゃる大学生の皆さんにも非常に評判がいいです。みんなが学生さんにもきちんとあいさつすると,びっくりして,本当にうれしいと言われます。 <次ページへ続く>
久保田和俊(くぼた・かずとし)

久保田和俊(くぼた・かずとし)

1956年 静岡県出身
1977年 東京農業大学 農学部 農業工業科卒業
1987年 株式会社三明に入社
2007年 三明電子産業株式会社 代表取締役社長に就任
三明電子産業株式会社は1970年創業。世界ナンバーワンといわれる「全自動いか釣り機」や,人の動きを実現した「paraMotion」など,サーボ制御技術,モーション制御技術を核に,サーボドライブ,精密ロボットメカ,ナノ微細加工等の自社製品と,産業用生産設備の自動化システムの設計・開発・生産などのOEMを手掛けている。
URL http://www.sanmei-ele.co.jp/

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