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特別編(上) 講演 光による人類の未来への貢献光産業創成大学院大学/浜松ホトニクス(株) 晝馬輝夫

少子高齢化対策

 それで,ガンの発見ができたものですから,今度はアルツハイマーを早く見つけようということで,PETをアルツハイマーの検査用に変えまして,調べましたら5%はアルツハイマーになる可能性があるということが分かった。ただし発病は20年後ぐらいになるかもしれないという。
 やっかいなのは20年後にアルツハイマーになることが分かっていても,どうやって治すのかということです。2年ぐらい前ならばアルツハイマーの発生を抑えることができる。ところが20年先30年先にアルツハイマーが発生しないようにするのは今の科学では難しいということです。
 それで,昨年シアトルのワシントン大学にいらっしゃる蓑島聡先生を訪ねて行ったわけです。その目的は,簑島先生のところではガンの早期発見と,アルツハイマーの研究をやっており,われわれもその研究のお手伝いができればという話をするためでした。それで先方も大変喜んでくださった。
 これで,少なくとも浜松ではガンにならない,認知症にもならない。そうすると,生涯現役で働けますから少子高齢化対策になります。そして,あとは男は死ぬまで子供ができるという風にすればこの問題はカタが付いたも同然ということです(笑)。(私の発言特別編(上)終わり)

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