世界初,消費電力ゼロの明暗検知スイッチを実現セイコーインスツル(株)
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セイコーインスツル(株)(以下SII)は,7月23日,消費電力ゼロ(nW級)の光検出IC「S-5470」シリーズの製品化を発表した。S-5470シリーズは,フォトダイオード(PD)や発光ダイオード(LED)の光発電特性をセンシングに利用したもので,このICを応用することで,明暗検知スイッチや遮光検知スイッチを用いた各種電子機器の待機電力ゼロ化が可能となる。従来の方法で検出するには,受光時の発電量が小さいためIC内に増幅回路を組み込む必要があり,常時電流を消費していた。そこで,SII独自の極低消費電力のCMOS技術により,増幅回路無しでの検出を可能とし,消費電力ゼロを実現。アプリケーションとしては,明暗検知して電源を自動的に切るオートパワーオフ機能,周囲が暗くなると自動点灯するオートライト機能,また受光素子に手をかざして影を作るだけでオン/オフする非接触スイッチなどが考えられるという。
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