コヒレント,光励起半導体レーザーに単一周波数モデルを追加米COHERENT社
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米COHERENT社(本社 カリフォルニア州サンタクララ)は4月20日,小型全固体連続発信 光励起半導体レーザー(OPSL)の「Sapphire」シリーズに,波長488nmと532nmの単一周波数モデル「Sapphire SF」を新たに追加したと発表した。いずれも単一縦モード発振で1.5MHz以下の線幅を実現している。ラマン分光やブリルアン散乱,ホログラフィー/ステレオグラフィー,計測・検査などの用途に向ける。488nmと532nmの両製品は,波長と出力以外は同じ寸法,同じ機能で構成されている。空間モードはTEM00でM21.1未満,ビーム位置安定性は5μrad/℃未満と優れたビーム品質をもつ。出力のばらつきは2%未満,低ノイズ(20Hzから2MHzで0.25%rms未満)と安定性も高い。OPSL技術を用いたレーザーは,他のダイオード励起固体レーザー(DPSS:Nd:YAGなど)に比べて励起寿命が短いため,グリーンノイズや熱レンズ効果の影響が少ないメリットがあるという。
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