CODE Vの新バージョン,非球面レンズの生産性高める機能を搭載サイバネットシステム(株)
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サイバネットシステム(株)(本社 東京都千代田区)は4月7日,米Synopsys社(本社 米国カリフォルニア州)が開発し,サイバネットシステムが販売・サポートする光学設計解析ソフトウエア「CODE V」の最新バージョン「CODE V 10.3」の販売を開始した。同バージョンでは,(1)Qタイプ非球面の導入,(2)非球面のサグ量と傾きを制御する制約条件の追加,(3)面タイプの変更に伴う係数変換機能の強化,(4)最適な非球面配置を自動決定するアルゴリズムの導入,が主な変更点となる。バージョン10.3では,米 QED Technologies社のG. W. Forbes博士が発表した軸対象非球面についての公式に基づいた非球面が新たに追加された。従来の多項式ベースの非球面と比較して,生産性を向上させ,コストを削減できるような形状を簡単に設計できるという。また,新たに組み込んだ制約条件により,生産性を維持しながらQタイプ非球面のサグ量と勾配の変動を直接制御できる。さらに,Qタイプの公式と従来の非球面の記述式を容易に相互変換できるようにするため,面タイプの変換機能を強化した。これにより,設計者はすでに確立された組み立てプロセスと互換性を維持しながら新しい公式を利用することができる。また,「Asphere Expert」と呼ぶアルゴリズムによって,最適な非球面の配置を自動検出できる。非球面の勾配逸脱量の制限と重み付き制約条件の両者を考慮して非球面の推奨配置を算出できる。
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