光の利用効率が約500%の光触媒反応で過酸化水素を合成近畿大学,名古屋大学
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近畿大学などのグループは、市販の酸化亜鉛のナノ粒子とアンチモンドープ酸化スズのナノ粒子を水に加えて乾燥・焼成するという簡便な方法で合成したナノ複合光触媒によって、世界最高濃度の3倍以上となる過酸化水素が生成され、その現象は光の利用効率が約500%となる革新的な光触媒反応であることを明らかにした。今回の成果により、太陽光という希薄なエネルギー源を用いた実用レベルの物質合成を達成するための、新たな触媒開発に貢献することが期待される。