画像センシングの最前線

手術支援のための医用画像処理中京大学 目加田 慶人

 医用画像処理の分野では、CT(Computed Tomography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)、US(Ultrasonography)などのデバイスで良質な画像を得るためのアルゴリズムの研究や、得られた各画像から臓器や病変を検出するような研究が多くなされています。乳房X線像(Mammogram)から石灰化や腫瘍を検出するシステムや、患者の画像と類似した過去の画像を検索して診断の支援情報として利用するシステムなど、画像処理・パターン認識を利用したシステムが実用化されてきています。また、治療においても生体の計測、画像認識、表示は大切な役割を担っており、これらの発展には多くの医工連携、産学連携が寄与していることは間違いありません。
 様々な装置の開発や改良により、診断・治療のために良質な計測データを得ることができるようになってきました。このことは、ひとりの患者に対して何らかの診断をくだし、治療の計画を立てるために、多くの画像データや検査データを総合的に利用して判断する事が必要となったことでもあり、コンピュータによる支援への期待が益々高まっています。本記事では、外科手術に関連する医用画像の認識・理解や治療支援に関連する研究について紹介します。<次ページへ続く>

中京大学 目加田 慶人

1996年名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻修了。博士(工学)。同年宇都宮大学助手。2001年名古屋大学助教授。2004年より現在まで中京大学教授。

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