【重要】技術情報誌『O plus E』休刊のお知らせ

人々の役立つ製品を作り出すのはとても楽しく非常にエキサイティングだったアリゾナ大学名誉教授 JAMES C. WYANT

常にポジティブでいること

聞き手:研究・開発プロセスにおいて,自信を喪失したり試行錯誤して苦悩された苦いご経験がありましたら,ぜひそのエピソードをお聞かせください。

ワイアント:私は素晴らしい製品を持っている会社に関わっていたことがありましたが,その会社の製品はあまり売れませんでした。需要がなかったのです。例えば,フット・スキャナーがありました。これは足の形を測るものですが,テクノロジーはすばらしく,高性能でした。しかし,それはあまりに高価でした。もうけが出ることはなく,販売を終了することになりました。
 あと,特許を巡る訴訟は大変でした。10年ぐらい戦っていたでしょうか。弁護士にたくさんのお金を支払い45ほどの特許を売却することにしました。しかし,多くの時間がかかりました。
 このようなことを経て思ったのは,常にポジティブでいることですね。 <次ページへ続く>
JAMES C. WYANT(じぇーむす・C・わいあんと)

JAMES C. WYANT(じぇーむす・C・わいあんと)

1968年 ロチェスター大学 PhD(Optics) 1968年-1974年 Itek社 1974年 アリゾナ大学助教授 1976年 アリゾナ大学准教授 1979年-2013年 アリゾナ大学教授 1994年-1997年 WYKO社 代表取締役社長 2005年-2012年 アリゾナ大学光科学部学部長
●研究分野
ホログラム.干渉計
●主な役職等
2007年 OSA会長 1986年 SPIE会長 American Institute of Physics 会員 OSI Lifetime Fellow OSJ International Advisory Member OSK名誉会員

私の発言 新着もっと見る

本誌にて好評連載中

私の発言もっと見る

一枚の写真もっと見る